不妊治療の病院を選ぶ際のポイントについて
不妊専門のクリニックか
これは結構重要だと思います。たとえば、産科メインの病院ですと、お腹の大きい幸せそうな妊婦さんたちと待合室で一緒にすごさなければなりません。「今何ヶ月ですか?」と聞かれる事もあるでしょう・・・なので、産科併設でもフロアが違う、不妊専門クリニックがベストです。
診療時間帯や診療日
おそらく今、共稼ぎの方が多いかと思います。お仕事に通いながら、通院している・・・と、土日祝日は休診だったり、夕方も早々と終わってしまう病院だと通えません。お休みするのに会社に理由を言うのに躊躇います。仕事帰り・休日に通える病院で、ストレスなく通院出来ると良いです。また、不妊治療はまず生理開始日でその週期の予定が決まります。生理が来て3日以内に受診しなければならないのに、連休で受診出来ず今回は見送り・・・なんてことになりかねません。が、不妊治療専門の施設なら、どこも休日は対応しているはずです。
担当医を選べるか
大きな総合病院になると、先生を決める事は出来ない事もあります。先生もヒトですから、相性もそれぞれ違うと思います。女医がいない病院もあるでしょうし、個人のクリニックは先生が一人の場合もあります。治療が長くなる事もありますから、先生との相性はとても重要です。
どこまでの検査が可能か
産科メインの病院の場合は、あまり不妊治療には力を入れていないところがほとんどです。検査についてもどの程度の検査まで行ってくれるか、最初に確認する必要があります。時間の無駄とならないように、最初にネットで調べたり直接受付で聞いてみると良いでしょう。また、不妊症専門のクリニックだとしても、男性不妊いついてどこまでサポートしているか、泌尿器科との連携が必要な検査まで可能かも重要となります。
どこまでの治療が可能か
人工授精までは行うけど、体外受精までは行わない。逆にいきなり体外受精から行う病院もあります。自分でどこまでの治療を必要としているか、またどこまで続けられるかをよく考えてから受診する事も大切です。
治療の実績や成績の開示
実績なんてたかが数字と思われますが、励みになります(笑)それだけではもちろんありませんが、妊娠率において体外受精、顕微授精の流産率が年齢別に開示されていると、一つの参考になります。
保険診療を行っているか
こちらも今はほとんどがホームページに掲載されています。なるべく保険診療で行う病院ばかりです。高額医療の不妊治療・・・医療機関側も患者さん達の負担が少しでも減るように努力しています。
自費診療分の金額の明示
人工授精、体外受精などの高額医療を治療費が明示されていると助かりますね。特に体外受精に関わる検査や凍結費顕微授精費等々。経済的にも負担がかかる不妊治療ですね。