不妊症の原因 

女性だけの問題ではなく、約半分は男性が原因という事もあります

 不妊症の原因と言っても女性側男性側と様々です。その割合は女性側に45%、男性側に30%、男性・女性療法に原因があったり、相性が悪かったりと、原因がわからないものが25%もあるのです。

 

 女性側の主な原因は排卵障害やホルモンバランスの崩れ、婦人科系疾患等・・・です。それから女性は特に精神的なものが生理周期に関係してきます。ストレスや疲れ等、生理周期が乱れてしまい結果的に不妊症になる事も多くあります。

 

 的確な治療をすすめるためにはまずは原因を確かめる事が重要です。そして必ずご夫婦で協力して治療をしていきましょう。原因がわかれば、症状によってお薬で改善させるのか、もしくは外科的な手術で治していくのかすぐにわかります。症状が軽ければ、初期のタイミング療法ですぐに妊娠に至る方もたくさんいます。

 


不妊症の原因記事一覧

不妊を予防

 結婚する前に自分の女性疾患があるかないかを知っている女性はほとんどいないと思います。例えば子宮筋腫や子宮頚がんなど。今は女性もほとんどが社会へ出てお勤めをし、会社で健康診断を受ける事が当たり前となりました。その中で子宮頚がん検査、乳がん検査も行うところも多く昔ほど自分の女性疾患について知らない人も減ってきたとは言え、まだまだ少ないと思います。 女性なら付き合っている人との結婚を意識した時にまずは子供の事も考えると思います。そして、いざ結婚して赤ちゃんがなかなか出来ないと焦る人が多いのです。私もその一人ですが…結婚すればすぐに赤ちゃんが出来ると思ったら大間違いでした(笑) 不妊の原因は様々です...
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無排卵月経

 無排卵月経の原因はストレスや無理なダイエット、激しい運動、不規則な生活などが影響していると言われています。また生活習慣が不規則、睡眠時間もバラバラで、食生活も乱れていたり、ヘビースモーカーも無排卵の原因となると言われています。こういった場合に本来必要なホルモンが正常に分泌されない為無排卵を引き起こします。生理は来るのに排卵していないとなると、妊娠出来るはずがありません。 排卵には、エストロゲンという卵胞ホルモンとプロゲステロンという黄体形成ホルモンが関わっています。エストロゲンは月経が終わる頃から分泌量が増え、排卵直前にピークを迎えます。それに合わせてプロゲステロンが分泌され、両差の相互作用...
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多嚢胞性卵巣症候群@

 多嚢胞性卵巣症候群とは、成熟卵胞になる前に卵胞の発育が止まり、卵巣の中に排卵しない嚢胞がたくさんできる病気です。通常は月経開始時には卵巣内に5ミリ程度の卵胞が数個あります。排卵前には卵胞の成長を助けようとして、脳から卵胞刺激ホルモン(FSH)が分泌されます。これに一番早く反応した卵胞がまず成長を始めます。 そしてこの卵胞は卵胞ホルモン(エストロゲン)と言うホルモンを自ら分泌するようになり、FSHを抑制する働きがあるので、他の卵胞の発育を抑えて変性させてしまうのです。そうする事によって、一番最初の卵胞は視床下部から下垂体、そして卵巣と言うホルモン分泌の関係を上手に保ってくれます。そして排卵に向...
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多嚢胞性卵巣症候群A

 多嚢胞性卵巣症候群とは卵巣内にたくさんの卵胞が出来る女性特有の病気です。排卵障害、生理不順など不妊の大きな原因の一つです。 そして多嚢胞性卵巣症候群の方の場合は、AMH検査でかなりの数値をたたき出します。卵巣内にたくさんの卵子があるため、若い人並みの数値なのです。 多嚢胞性卵巣症候群の原因はまだわからない事も多いのですが、最近では多嚢胞性卵巣症候群とインスリン抵抗性との関係についても言われるようになって来ました。 インスリン抵抗性とは膵臓から分泌しているインスリンが細胞に対して十分に力を発揮できない状態を言います。 インスリンが頑張っているのに、細胞が取り込んでくれないために、どんどんインス...
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高プロラクチン血症

 高プロラクチン血症(乳汁漏出症)とは漢字で見てのとおり、乳頭から分泌物がもれ出る症状をきたすものですが、ほとんどの場合自覚症状はありません。プロラクチンは乳腺刺激ホルモンといわれ、通常は出産後に分泌量が増え母乳の出を促す働きをします。 妊娠していない時には、このプロラクチンの血中濃度は低いのですが、何らかの原因で、濃度が上昇し「高プロラクチン血症」がおきる事があります。プロラクチンは一日のうちでも濃度変化が激しく、正確に診断するのに「TRHテスト」と言う負荷テストが必要です。採血だけでもおおまかな高低は把握できますが、きちんとプロラクチン血症を発見する為に検査を行う病院も多いです。 測定の仕...
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不育症

 不育症とは、妊娠には至るけれど流産を繰り返す場合があり、3回以上続く時は習慣性流産と言われています。不育症とはこのような習慣性流産、早産や死産を起こしてしまう事の総称です。1回の流産は珍しい事ではなくて、妊娠した人の約10〜15%に起こります。妊娠初期ですと赤ちゃん側の問題がほとんどなので、この流産の治療や予防はほぼ無理です。 心拍を確認した後から妊娠中期以降に2〜3回以上流早産を繰り返す場合は、不育症かどうか検査をした方が良いかと思います。その原因も様々で、両親の染色体異常、女性側の場合は、子宮奇形、内分泌異常、血液凝固異常(血液の固まりが出来やすい)があげられます。自己免疫異常も原因の一...
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冷え性

 冷えの原因は大きく分けて2つあります。まず1つは熱をつくるのがうまくいかないタイプ。ダイエットなどで食事の絶対量が少なく胃腸が弱っていたり、熱を作る筋肉が少ないなどが考えられます。 もう1つは熱を体中に届けられないタイプ。血液は熱を届けて細胞の老廃物を回収する役目をしています。その血液がどろどろしていると貧血気味になったり、血管が詰まって血の巡りが悪くなります。血の巡りが悪いと手足や内臓、体全体が冷えてしまいます。肩こりや腰痛も血の巡りの悪さが原因だと言われています。 妊娠に関わる子宮や卵巣は骨盤の下にありとても冷えやすい臓器です。冷えによるダメージを受けやすいので、なるべく体を冷やさないよ...
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相性の問題

 病院などで様々な検査を受けた結果、夫婦どちらにも原因がみつからないのに赤ちゃんが授からない・・・と言うケースも少なくありません。このような場合は男女の組み合わせ「相性の悪さ」が不妊の原因と考えられます。 男性の精子と女性の頸管粘液に異常がないのに、頸管粘液が精子の子宮への侵入を阻止する場合があるのです。これを精子と頸管粘液の不適合と言います。 誰でも細菌などの自分と異なる有害物質が体内に侵入しないように阻止するシステム(アレルギー反応)を持っています。精液の侵入にも同じ事が起こってしまうのです。精液がアレルゲンとなり女性の体の中に抗体が出来て、免疫反応が起こると言われていますが、今もまだ原因...
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セックスレス

 セックスレスとはパートナーがいるのに特別な事情もなく一ヶ月以上セックスがない状態をセックスレスといいます。一ヶ月以上でセックスレスと言われるのであれば、結構いるのでは?と思いますよね? 赤ちゃんが欲しいのに「痛いからしたくない」「その気にならない」など理由は様々です。そして一人目を出産後になんとなく遠のいてしまったり、「思いやりのなさに幻滅」など心の問題もあります。 そしてセックスレスの一番の原因はコミュニケーション不足と考えられます。 日本人は性的な欲求を素直に表現出来るタイプではありません。そして時間が経てば経つほど言いづらくなり、相手との壁が高くなるばかりです。その一歩を踏み出す勇気が...
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二人目不妊について

 一人目は自然妊娠で何も問題なく授かったのに、二人目はなかなか授からない・・・と言う方もたくさんいらっしゃいます。私の場合は初めての体外受精で無事一人目を出産しましたが、いざ二人目となると自然妊娠はもちろんですが、体外受精で4回の胚移植すら結果が出せません・・・出来れば一人っ子より、もう一人弟か妹を作りたい・・・と願うのですが、なかなかうまくいきません。 不妊治療中で出産の経験がない方からしたら、一人いるんだからいいじゃない!と思うはずです。私も以前そう思っていました。それは仕方のない事だと思います。 では二人目不妊の原因は何でしょうか?何故二人目がなかなか授からないのでしょう・・・原因は一人...
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肥満と不妊症

 今の若い女性は皆さんスリムで美しく羨ましい限りですね〜♪私は40歳、そして肥満気味(>_ 一人目を妊娠した時は54kgで、出産後もすぐ元の体重に戻り復職したのですけど、車通勤だったので全然運動もせず酷い体型になってしまいました。そこでふと思ったのがやはり太っていると赤ちゃんが出来づらいのかって事です。不妊治療の為病院に通っている時、ものすごく目立つくらい太っている患者さんはいなかったような気がします。私と同じくらい、もう少しぽっちゃりしている方、もちろん痩せすぎている方もたくさんいらっしゃいました。不妊治療専門の病院だったので、患者さんの意識も高かったせいもあるかもしれません。本当にお美しい...
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夫婦仲について

 「不妊」は夫婦共通の悩みですが、赤ちゃんが欲しい!!と望む気持ちや治療に関するストレスは夫婦それぞれ温度差があります。その差をどう埋めるか、夫婦二人で仲良く治療に取り組む事が出来るかがとても大事です。でも、治療が進むにつれ検査も増えていくとお互いの意識や行動にギャップが生じ始めても仕方ないと思います。 私は不妊治療を始めた当初は夫に不満だらけでしたが、何も言わずに過ごしました。不妊治療以外でも多くを求めないようにしていました。 特に夫婦間では性の問題がありますね・・・不妊治療を始めるまでは、なにも意識せずに仲良く夫婦生活を送っていたのに、排卵の周期に合わせて「この日は排卵日だからネ!!」と朝...
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流産

 不妊治療を続け、タイミング療法や人工授精でめでたく妊娠しても残念ながら流産してしまう事は結構あります。不妊治療を行っていると流産してしまう率は自然妊娠よりも多くなります。そしてショックの度合いも恐らく不妊治療をしている方の方が大きいのでは?と個人的に思います。 やっと妊娠したのに流産してしまうなんて、やりきれない思いですよね…流産とは妊娠12週未満を「初期流産」、12週〜22週未満を「後期流産」と言います。そして22週以降は死産となります。 不妊治療をしている方もしていない方も、初期流産を経験されている方が多いと思います。私も経験しました。 この初期流産は赤ちゃん側の理由の為仕方ないと諦める...
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着床障害

 とても良い胚を移植したのに何故妊娠しないの?何度も良好胚を移植しているのに…と悩む方が増えています。 受精卵をお腹に戻して子宮内膜に無事潜り込み、着床して成長していくと妊娠が成立します。 この着床障害とは受精卵が子宮内膜に潜り込む段階で何らかの原因があり、正常に着床しないことを呼びます。着床するまで受精卵(胚)は細胞分裂を繰り返し、子宮内膜へと移動します。無事子宮内膜へとたどり着き着床すれば良いのですが、子宮内膜の状態が悪い(子宮筋腫や子宮内膜症、子宮奇形等)、卵管に疾患がある、ホルモン値の異常などで着床障害が起こってしまうのです。 子宮や卵管に原因がある場合は、手術で治るケースがほとんどで...
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ターナー症候群

 ターナー症候群とは、染色体異常の一つです。通常ある2本のX染色体が、ターナー症候群の場合は1本しかありません。ターナー症候群の症状は先天性心疾患や低身長、そして思春期になっても無月経などがあります。中学生や高校生になって背が低かったり、無月経を気にするまでターナー症候群を疑わずに過ごす人も多いです。 外見は普通なので、見た目ではわかりません。性交渉も可能ですし、もちろん普通に結婚だって出来ます。ターナー症候群の場合、低身長や卵巣機能不全に対しては、成長ホルモン、女性ホルモンの補充で治療が可能ですが、不妊症に対する治療方法はないのです。 なので、残念ながらターナー症候群と診断されると妊娠するこ...
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睡眠不足

 人間は睡眠によってホルモンのバランスが整えられます。そして神経や肉体の疲労も回復させてくれるのです。 とくに自律神経のバランスはよく眠れる環境において整ってくるのです。不妊治療において、ホルモンのバランスが崩れるのは絶対に避けたいところですよね?ホルモンのバランスが崩れると体温も下がり気味になり体も冷えてしまいます。私も経験がありますが、あまりよく眠れなかった比の朝の体温は、低温期でもないのに低めの体温でした。それぐらい睡眠によって左右されてしまうのです。 ではどれぐらい睡眠をとれば良いのでしょう。個人差もありますが、理想は6〜8時間です。でも深夜3時に寝て8時間睡眠をとっても意味がありませ...
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不妊症と低体温

 37度と聞くと、微熱?風邪?と心配になります。平熱は36度もいかない…なんて言う方も多いのではないでしょうか?女性だけではなく、子供の低体温も問題になっていると聞きます。 そんな低体温、不妊治療をしている方にとっては、かなり深刻な問題です。 基礎体温を測定していて、平熱が35度台、高温期でも36.度あるかないか…と言う状態ですと、なかなか妊娠出来ません。 低体温とは一般的に大人で35.5度、子供で36度近くの状態を言います。低体温だと、体が冷えて免疫力が下がってしまうので体調を崩しやすくなってしまいます。低体温ですと基礎代謝力も落ちてしまいます。今の子供たちの代謝量は老人並に低下していると言...
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黄体化未破裂卵胞とは

 黄体化未破裂卵胞(Luteinized Unruptured Follicle 略してLUF)とは、卵胞が何らかの原因で黄体化せず排卵出来ず、卵巣内に残ってしまった卵胞の事を言います。 通常卵子は、卵巣内で20〜22mmになり、黄体ホルモン(LH)の刺激を受けて破裂して排卵されるのですが、黄体化未破裂卵胞は卵巣に残り、そのまま次の生理を迎えてしまいます。 やっかいなのが、基礎体温表だけでは、きちんと排卵したかどうかはチェックしづらく、排卵後に超音波できちんと確認をしない事には排卵したかどうかがわからないのです。排卵の有無はやはり個人では難しいと言えます。 排卵が起こらなくても、黄体ホルモンが...
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