不妊症と低体温

37度が素晴らしい♪

 37度と聞くと、微熱?風邪?と心配になります。平熱は36度もいかない…なんて言う方も多いのではないでしょうか?女性だけではなく、子供の低体温も問題になっていると聞きます。

 

 そんな低体温、不妊治療をしている方にとっては、かなり深刻な問題です。

 

 基礎体温を測定していて、平熱が35度台、高温期でも36.度あるかないか…と言う状態ですと、なかなか妊娠出来ません。

 

 低体温とは一般的に大人で35.5度、子供で36度近くの状態を言います。低体温だと、体が冷えて免疫力が下がってしまうので体調を崩しやすくなってしまいます。低体温ですと基礎代謝力も落ちてしまいます。今の子供たちの代謝量は老人並に低下していると言われていて、ビックリしました。

 

 体温が35度まで下がってしまうと体ではとても恐ろしい事がおこってしまいます。下半身が冷えると婦人病や更年期障害になり、妊娠もしにくくなってしまいます。妊娠したとしても、子宮が冷えていると羊水も冷たくなり、低体温やアレルギー体質の子供が生まれる確率もあがります。

 

 低体温になってしまう原因は、乱れた生活習慣や食生活です。そして部屋の空気も重要です。

 

 現代の部屋は密室ですし、エアコンや暖房器具で人工的に部屋の空気を冷やしたり温めたりしています。昔の生活では、薄着で部屋は隙間だらけ。それでも風邪を引かず元気に過ごしていました。

 

 人工的な空気に頼らないように、部屋の外と中の温度が微妙に調整されていてなるべく温度差のないようにすると良いです。基本は頭寒足熱です。字の通り、上半身を冷たく、下半身を温かくするのです。

 

 そして上半身に比べて下半身が冷たくなる事を「冷え」と言います。どうしてもエアコンに頼り、部屋の空気を温めたり冷たくしたりしようとしますが、体を温めたり冷やしたりすれば良いのです。体を温めて、食生活も改め早寝早起きの規則正しい生活をして体温を上げるようにしましょう!

 

 夜型の生活ですと人間本来の神経の活動がズレて自律神経が乱れて低体温になる大きな原因となります。正常体温を37度近くまでに保つと汗をかきやすくなり、ダイエットにも効果があります。腸内の酵素が最も活発に働いて、栄養分もきちんと吸収されます。良い事づくめですね♪是非ご家庭で平熱を37度近くまで上げる努力をしてみて下さい(^^)

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