無排卵月経

生理は来るのに・・・無排卵月経

 無排卵月経の原因はストレスや無理なダイエット、激しい運動、不規則な生活などが影響していると言われています。また生活習慣が不規則、睡眠時間もバラバラで、食生活も乱れていたり、ヘビースモーカーも無排卵の原因となると言われています。こういった場合に本来必要なホルモンが正常に分泌されない為無排卵を引き起こします。生理は来るのに排卵していないとなると、妊娠出来るはずがありません。

 

 排卵には、エストロゲンという卵胞ホルモンとプロゲステロンという黄体形成ホルモンが関わっています。エストロゲンは月経が終わる頃から分泌量が増え、排卵直前にピークを迎えます。それに合わせてプロゲステロンが分泌され、両差の相互作用で排卵が起きているのです。無排卵月経ではプロゲステロンが分泌されず、エストロゲンの作用のみで生理が来ているので、脳の視床下部がうまく機能せずプロゲステロンを分泌させる指令を出せなくなると言うのが無排卵月経のメカニズムです。

 

 無排卵月経の症状としては、月経が長い、出血量が少ない、月経周期が短い・・・等です。排卵を起こさせるのに薬物療法が有効です。クロミフェンが一般的で、排卵誘発剤を生理終了後から服用し、卵胞の成長を助けます。排卵が難しければ、月経周期を整えるためにピルや黄体ホルモンを服用して、生理を起こさせます。月経周期を整える事で、自然な卵巣機能の回復を期待するのです。

無排卵月経関連ページ

不妊を予防
不妊症と言われる前に、若いから安心せずに自分から出来る生活習慣や食生活を改善していく事がとても大切です。
多嚢胞性卵巣症候群@
卵巣に卵胞は存在するのに、卵胞が発育せず排卵しない嚢胞がたくさん出来る病気を多嚢胞性卵巣症候群と言います。
多嚢胞性卵巣症候群A
多嚢胞性卵巣症候群とインスリン抵抗性について。
高プロラクチン血症
高プロラクチンは乳腺刺激ホルモンなので、通常は出産後に分泌量が増えるのですが、妊娠前からプロラクチンの値が高いと、体が妊娠していると勘違いをしてしまい、不妊の原因となってしまいます。
不育症
妊娠にいたっても、お腹で赤ちゃんが育たずに何度も流産や死産を繰り返してしまう事を言います。
冷え性
妊娠するのに冷えは大敵です。しかしほとんどの女性が「冷え性」だと実感しています。何故体の冷えが不妊につながるのか簡単に説明します。
相性の問題
個々に問題が見つからない場合はお互いの相性が原因と考えられます。
セックスレス
セックスレスとは、パートナーがいる男女が特別な事情がないのに、一ヶ月以上セックスがないことを言います。赤ちゃんが欲しいのにセックスレスな夫婦が増えています。理由は様々です。
二人目不妊について
一人授かっていても、やはり兄弟は欲しい・・・でもなかなか授からない人のことを二人目不妊といいます。不妊治療中の方ですと二人目だなんて贅沢な!と思うかもしれませんが、二人目不妊の方にも苦痛はあります。
肥満と不妊症
直接関係あるかわかりませんが、やはり肥満ではなく自己の適正体重であり健康である事が妊娠につながるような気がします。
夫婦仲について
不妊治療でかかせない排卵日にあわせた夫婦生活。男性側も女性側もプレッシャーに感じます。
流産
不妊治療をしていて妊娠したのに残念ながら流産してしまう事は結構あります。流産について簡単に書きました。
着床障害
何回も良い胚を移植したのに妊娠に至らない時は着床障害を疑いましょう。
ターナー症候群
ターナー症候群は染色体異常のため起こる病気です。残念ながら自然妊娠する事はほとんどありません。どうしても子供が欲しい場合は卵子の提供を受ける、または代理母に依頼する方法があります。
睡眠不足
人は睡眠によってホルモンバランスを整え、肉体の疲労を回復させます。十分な睡眠が取れないとホルモンバランスが崩れて、徐々に体温が下がります。
不妊症と低体温
現代人は平熱が低い人が多くなっています。平熱が低く低体温化してしまうと、基礎代謝や免疫力が下がり、婦人病の原因や不妊の原因ともなってしまいます。
黄体化未破裂卵胞とは
黄体化未破裂卵胞とは排卵されず卵巣内に卵胞が残ってしまう事を言います。通常LH(黄体ホルモン)の刺激を受けて排卵するのですが、何か原因があって残ってしまうのです。

このページの先頭へ戻る