42歳まで妊娠目指して頑張ります!
国と自治体が行う不妊治療の費用助成について、厚生労働省の有識者検討会は19日、助成対象を「43歳未満(42歳まで)」、助成回数を「上限6回まで」とする見直しを平成28年度から実施する方針で一致した。治療計画を立てて助成を受けている人への配慮や周知が必要として、2年間の移行措置を設けた。
昨日、産経新聞のニュースに出ていました。いよいよ不妊治療費の助成制度に年齢制限が設けられるようになりました。
不妊治療費の助成が受けられなくなってしまうだけで、43歳の方が不妊治療をしてはいけないと言う事では決してありません。赤ちゃんが欲しいと思う気持ちは、30歳でも43歳以上でも同じで変わりありませんから。
でも、正直、この42歳までと言うラインで「不妊治療を続けるかどうか」の目処にはなります。不妊治療は何かきっかけがないと諦めるのは難しいのです。
私も、2度目の採卵できっぱり諦めるつもりでいました。最後の胚の移植で陰性だとわかった時には、「これで諦められるのだろうか…」と、悩みました。もうその時点で40歳になっていましたし、一人っ子も悪くない、一人授かったのだからそれだけで十分幸せだと思いますが、なにかモヤモヤしている自分がいました。仕事も辞めてゆっくりした時間を過ごしているうちに、やっぱりもう一人欲しいと思ってまた体外受精をすることにしたのです。
40歳を超えての体外受精の妊娠率は自然妊娠とあまり変わらないのですが、1人目も体外受精で授かっているので躊躇いもせず受診しました。
今回の公費助成のニュースは、助成金をありがたく頂戴して不妊治療を頑張っている42歳以上の人にはとてもショックな法案です。たかが15万円ではないのです。でも、お金を出す国側からすると、膨大な予算となります。40歳を超えると流産の確率も高くなりますし、妊娠・出産まで続く人も35歳未満の方に比べるとかなり低くなってしまうのです。
最近、不妊治療について、テレビや雑誌でも取り上げられるようになり、若い方も意識するようになってきました。この流れ乗って、今の若い女性は早め早めの出産を心がけて欲しいです(笑)婚活で良い相手を見つけ、結婚後はすぐに妊活です!
43歳を迎えて不妊治療を頑張っている方は、赤ちゃんを迎えるまで諦めきれないと思いますが、今回のこのニュースでちょっと足を止めて、今後の治療について考えてみるのも良いかもしれませんね。お金は関係ない!助成金は必要ない!と全員が思っているのであれば良いですけど…
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