タイミング療法

夫婦で仲良し♪タイミング療法

 まずは夫婦の負担が少ない「タイミング療法」から始まる不妊治療が基本です。血液検査等で問題もなく、女性の年齢もまだゆとりがあると考えられる場合は、タイミング指導を勧められることがほとんどです。

 

 まずは超音波で卵胞の育ち具合をチェックして、排卵日を特定します。その時期に合わせて夫婦生活を持つと言う方法です。一般に卵の寿命は12〜14時間。精子は女性の体内で、1〜2日受精能力があると言われています。基礎体温表の一番低い日の2〜3日前から、体温上昇の翌日までが、妊娠する可能性があると言う事になります。これだけで妊娠に至るご夫婦が結構多いと思います。

 

 基礎体温表をつけてみても、生理周期が安定している方でしたら、大体予測できます。受診前に、自分で基礎体温をつけてみて、自分の体と向き合うのも良いと思います。むしろ基礎体温表がバラバラだったり、体温が常に一直線の場合は、やはり何か原因があるはずです。その場合はタイミング療法と一緒に排卵誘発剤などを併用して治療を行います。

 

 タイミング療法の妊娠確立は、1周期あたり20〜25%と言われています。何も原因のない夫婦でこの数字ですので、妊娠成立までには半年弱かかるものかもしれません。不妊検査を終えて異常のないご夫婦で、年齢的にも余裕がある場合は、半年程度タイミング療法を試みても良いと思います。


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