生理の周期に合わせた検査
不妊治療の第一歩は検査です。女性の場合、生理の周期に合わせてたくさんの検査が行われます。そこで不妊の原因をつきとめ治療のスケジュールを決めます。
女性編
受診時期 生理中
■ホルモン検査
採血してホルモンの状態や卵巣の機能などを調べます。
■超音波検査
卵巣に卵胞がどれだけあるか、大きさや卵巣機能が正常かどうかなどを超音波で調べます。整理中の検査なので、ホルモン検査と同時に行う方がほとんどです。
受診時期 生理後〜排卵日直前
■子宮卵管造影
子宮や卵管に異常がないか調べます。造影剤を子宮内に注入して、腹腔内での造影剤の流れをX線で撮影します。痛みを伴う場合もありますが不妊治療には欠かせない検査です。この検査の後は妊娠しやすいらしく検査後半年間位は「ゴールデン期間」と言われています。
受診時期 排卵日直前〜排卵日
■フーナーテスト
排卵日直前〜排卵日に成功して子宮頚管粘液中の精子の動きを調べる検査です。性交後約10時間以内に受診する必要があります。
受診時期 排卵日から一週間後
■黄体機能検査
高温期に黄体ホルモンが分泌されているか、内膜は厚くなるかを検査します。
男性編
■精液検査
受診時期はいつでも大丈夫です。精子の量や動きを調べます。男性はこれだけです。
不妊治療で行う検査関連ページ
- タイミング療法
- まず最初に行うタイミング療法。排卵日を特定して妊娠しやすい日にタイミングを合わせて性交します。血液検査や内診で排卵日を正確に認識する事が一番のポイントです。
- タイミング療法A
- 不妊治療の最初の一歩。タイミング療法。基礎体温を測り超音波検査と血液検査で排卵日を特定します。決められた日にセックスをするわけですから男性側はかなりプレッシャーです。
- 人工授精(AIH)
- 人工授精(AIH)について簡単に流れを説明します。
- 体外受精(IVF)胚移植(ET)
- 保険適用外の体外受精について費用は流れを簡単にまとめました。
- 顕微授精(ICSI)
- 顕微授精について簡単に説明します。
- 胚盤胞移植
- 体外受精を何度か行ってもうまくいかない場合は、胚をもう少し培養して胚盤胞になってから移植する事があります。着床率が少し高めになる為、薦める医師が多いです。
- アシストハッチング(AHA)
- 胚を子宮内に戻す前に、受精卵を少し傷つけてより着床しやすいようにするアシストハッチングについて簡単にまとめました。
- そもそも妊娠とは
- 妊娠するための大事なプロセス、射精、排卵、受精、着床。これらを全てクリアしないと赤ちゃんは出来ません。一つがかけても妊娠には至らないのです。その過程について簡単に説明します。
- 卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
- 排卵誘発剤で卵巣が刺激されて腹水などの少女が出る事を卵巣過剰刺激症候群(OHSS)と言います。多嚢胞性卵巣症候群の方がhMG-hCG療法で卵巣を刺激するとOHSSになる事があるので注意が必要です。