精液の管理体制が治療費の違いに反映?
タイミング療法でなかなか妊娠しない場合は、人工授精(AIH)へとステップアップします。排卵時の頚管粘液の量が十分ではなく、精子の進入がしにくい人や、男性不妊で精子の数が平均よりも少ない、運動率がやや悪いと言った方に向いています。
人工授精は基本的には自費診療です。ですが、一部保険が適用される事があります。それは排卵障害と診断された場合です。
クロミッドやhMGやhCGなど排卵誘発剤と、その周期の超音波検査が3回まで保険適用となります。でも、超音波検査は、卵子の育ち具合を見るのに何度も必要になる事があるので、4回目からは自費診療となってしまいます。
それ以外の採精や精子の洗浄、注入などいわゆる人工授精費そのものについては保険が適用されません。
人工授精に使われる設備や消耗品、培養液を温める保温庫などの設備にはどの病院も差がありません。大きく異なるのは精液の管理方法です。絶対にあってはならない精液の取り違えが、ダブルチェック、トリプルチェックによって100%妨げる態勢になっているのかなど安全・安心な管理にどれだけ取り組んでいるかが、最も重要となります。
でも、治療費が高い=安全とも言えないので、病院に確認してみましょう。
そして気になる人工授精1周期の治療費の目安は・・・
20000円〜25000円が主流です。
各施設の人工授精費には、かなりバラつきがありますが、大体20000円前後で収まっていると言う印象です。
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