不妊治療は夫婦で協力しあう

夫婦2人の時間を大切に

 夫婦の間に授かるのが赤ちゃん。当然のことですが、不妊治療をしている人にとっては、「当然」でもなければ「当たり前」の事でもありません。思うように行かないこともあるのは仕方ありませんが…残念と言うよりは悲しい事実です。

 

 結婚して、夫婦になって、2人が望んで自分と大好きな人の遺伝子を持ち合わせて赤ちゃんが生まれてくるのです。

 

 男性側に原因があっても、女性側に原因があっても、それは「「この夫婦」であるから起こってしまった悲しい現実です。他の相手だったら赤ちゃんがすぐ出来ていたかもしれません。

 

 私の夫のよくこの事は言います。子供が嫌いな夫でしたから、もし自分ではなく違う人と私が結婚していたら、不妊治療にも早い段階で協力してもらえて、30代前半には子供を産んでいたかもしれない…と。

 

 話はそれてしまいましたが、夫婦で子供が欲しくないと言う二人であれば、不妊の原因があろうとなかろうと「子供が出来ない」のは問題にならないのです。なので、女性側に不妊の原因があっても、男性側にあったとしても、夫婦一つと考えて子作りを頑張るのがとても大切です。

 

 「僕には関係ない」「精液の検査なんて…」と躊躇う気持ちは重々承知していますが、そうであっても文句を言わず協力するようにして下さいネ♪

 

 不妊治療の為だけではなく、ご自身のためにも一度泌尿器科へ行き、精液検査をしてみるのも良いかもしれません。

 

 また、どちらに問題があってもお産をするのは女性です。本当にお産って大変なんです…女性の負担を少しでも軽減する為にも、2人でお互いの>生殖医療についてや不妊治療の医学的な正しい知識を持つ事が重要なのです。

 

 今、色々な情報が耳や目に入ります。そんな情報に振り回されず、自分の現状を客観的に把握する事が大切です。そのためにも男性が泌尿器科を受診するのは必要です。

 

 不妊治療中は「妊娠する事」が目標ですが、妊娠して、順調に経過すれば10ヵ月後には「親」になります。子供が生まれる事によって、生活はがらりと変わります。家族が1人増えることで、生活全てにおいて見直していく必要があります。環境的にはもちろん、経済的にもこれからの生活の見通しを考えておきましょう。

 

 不妊治療でもお金がかかったのに、生まれてからもお金がかかるのか…とは思わないで下さい(笑)1人を育てるのに衣食住だけでなく、教育費も含めると相当な金額が必要となります。どうやってその資金を準備しておくか、考えておく事がとても重要です。

 

 最近は晩婚化で、出産も高齢化しています。親子の年齢差が大きくなった分、子供が20代30代になった頃に親の介護が必要になってしまい、その子自身の人生設計が狂ってしまう事も無きにしも非ずです。

 

 産まれてくる子供が自分のせいで苦労しないように、自分の人生を楽しめることが出来るように、夫婦で老後の見積もりと言うのも話し合うのも良いでしょう。

 

 育児には体力も必要ですし、子供が生まれてから病気にならないように、健康には十分気をつけましょう。それから、夫婦で過ごす時間が何よりも一番大切だと言うことは忘れないで下さい。何があっても基本は夫婦♪一人で過ごす時間、趣味に費やす時間も楽しみながら、良い距離感で夫婦2人の時間も幸せに過ごす。それが一番です(^^)

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