男性不妊の相談が激増

不妊治療はご夫婦一緒に

 今日の産経ニュースに、男性不妊治療の相談件数が激増していると出ていました。どうやら男性のプライドが邪魔して、治療の妨げになっているとかで。

 

 それにほとんどのご夫婦が、おそらく女性側主体で子供が欲しいと願っていると思います。なので、もし男性に不妊の原因があると宣告されてしまったら、女性よりも男性の方が落ち込みがすごいと、簡単に予想できます。

 

 産経ニュースには、「厚生労働省によると、全国の不妊専門相談センターに寄せられた相談は平成24年度が2万1452件で、9年度の1891件から10倍以上に急増している。」また「WHOの国際調査によると、男性が体内に通常保有すべき精子の最低基準値は、1998年から2011年の間に約20%も下がった環境ホルモンなどの影響ともいわれるが原因は判然とせず、その中で男性不妊患者は潜在的に増えている。」とあります。

 

 よく言われる「環境ホルモンの影響」と言うわけで、ここでも出てきました(笑)ストレスに関しては今も昔もあまり関係ないかな〜とは思いますね。むしろもっと昔の方がストレス社会だったでしょうし。

 

 そして、不妊治療相談件数について・・・15年間の間に10倍にも件数が増えたんですね。でも、これは単に当時に比べて不妊治療の認知度があがったせいもありますし、15年前は今に比べるとまだ晩婚化とは言われていなかったので、比べるのもどうかと思いますけど・・・。良いほうに考えると、「協力的な男性が増えた」とも取れますし。

 

 それでも、率先して男性不妊治療をしている方は多分まだまだ少なくて、結局女性側も不妊症の原因が男性側にあるとなると、子供が欲しいと言い出しづらい状況になってしまって、結局不妊治療も続けられなかったりするパターンがたくさんあるんだと思います。もし私の夫に不妊の原因があったとしたら、私は子供を諦めていたはずです。責められないし、どうしようもないことですし。それでも、どうしても欲しい!と願う女性だって多くいるはずなのです。

 

 だから、男性も変なプライドは捨てて、どうかご夫婦一緒にプライドは捨てても希望は捨てず、不妊治療に取り組んで欲しいと思います。今は男性不妊専門の病院もたくさんありますし、設備も整っているところがたくさんあります。

 

 辛かったり、孤独になったりする不妊治療ですが、パートナーとともに支えあえば心強いですよ!

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原因
不妊症の原因は女性側だけでなく、約半分は男性にあるといわれています。手術で治療が出来ることもあるので諦める事はありません。
検査
男性にとって、不妊検査の為に病院へ行くのはとても腰が重く、行くのを躊躇う方がほとんどだと思います。まずはこちらで簡単に検査の流れを説明し、参考になればと思います。
Micro-TESEとは
Micro-TESEとは精巣の中に少しでも精子が作られている場合がるので、精巣の中を開けて顕微鏡で探しだす検査です。
円形精子細胞で妊娠可能
非閉塞性無精子症の方に朗報です。精子の前の段階「円形精子細胞」を精巣内から採取して顕微授精した結果無事赤ちゃんが産まれたと言う報告がありました!第三者精子提供に頼らず、もしかしたら妊娠できるかもしれません♪
勃起障害(ED)射精障害
勃起障害(ED)や射精障害も男性不妊の原因となります。性交障害の治療は女性側の協力が必要不可欠ですで、スムーズに性交が行える環境作りがとても大切です。
全国の男性不妊専門医(泌尿器科医)
精液検査でわかる事は精液の量、精子の数、運動する精子の数などです。男性でも赤ちゃんが欲しいと思うのは当然のコトです。精液検査の結果に関わらず一度は泌尿器科を受診してみるのも良いでしょう。
熱い湯とタイトパンツ
精巣は熱に弱い臓器です。温まった状態が長く続くと精液の質が低くなり不妊症の原因となります。
喫煙のリスク
タバコを吸う人と吸わない人と比べると精子の量が少なく運動率も下がり奇形率も高まる事がわかっています。妊娠を意識し、早く子供が欲しいと思うのであれば、まずはタバコをやめる事です。それだけでも不妊治療を始める第一歩となります。
リコピンと精子の運動率の関係
トマトの赤い成分リコピンは効酸化作用に優れ、生活習慣病の予防になると言われています。そのリコピンを摂取する事で精子に改善が見られるかもしれないとも言われています。
男性不妊を扱っている病院
ご夫婦で治療に臨む事は大切です。夫婦一緒に受診できるクリニックであれば、不妊治療もスムーズに行えます。
精子の質
卵子が1つなのに対して、精子は数億を言う数が1回の受精に対して必要です。数で勝負の精子と思われがちですが、もちろん質も大事です。しかし、数が多くバラつきが多いので質を問うのは難しいのが現状です。
男性自身の抗精子抗体
自分の体が自分の精子を異物として捉えてしまう抗精子抗体。女性が男性の精子に対して持つだけではなく、自分自身に持ってしまうことがあります。
男性不妊の漢方薬
女性不妊だけではなく、男性不妊にも漢方薬は使われます。費用は保険診療外だと一日分で500円〜2000円となり高額です。
低ゴナドトロピン性性腺機能低下症(MHH)
低ゴナドトロピン性性腺機能低下症(MHH)とは、発症数は少なく全体の約2%ですが、男性不妊の原因と言われています。低ゴナドトロピン性性腺機能低下症(MHH)だと診断されても、妊娠する希望はあります。
クラインフェルター症候群
染色体の性は受精の瞬間に決まります。中には異常なケースもあり、クラインフェルター症候群はX染色体が一つ以上多いことで生じます。
精粗細胞
精粗細胞は細胞分裂する事で同じ細胞を作り出す事が出来るので、なくなることはありません。
夫婦で協力しあう
奥様の不妊治療に協力したくない!とかたくなに思っている旦那様はそんなにいないとは思いますが、なんとなくそこまでしなくても子供はいらないと躊躇っている人もいると思います。でも、夫婦が協力し合い、ともに支えあう事がとても大切です。
射精することができる
妊娠する為に最初のポイントとなるのは射精です。自然妊娠にしても、不妊治療にしても、射精をして精子を確保する事から妊娠出来ません。射精をするには体の中では実に細やかな事が無駄なく起こっています。そのメカニズムについて説明します。
皮膚細胞を使って精子の前駆体を作る
先日、実際に精子の数が少ない男性の皮膚組織から精子の前駆体を作ることに成功しました。

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