皮膚細胞を使って精子の前駆体を作る

皮膚細胞から精子が作られる?!

 男性不妊症についても、どんどん認知度が高まってきた今日この頃ですが・・・先日、驚き?なニュースが飛び込んで来ました。なんと、男性の皮膚細胞を精子にしてしまうと言う事です!不妊で悩んでいる男性にとって、夢のような技術ですよね…

 

 精子とは言っても、精子のモトである細胞が出来たわけで、これですぐに男性不妊症の方でも妊娠させることが出来ると言うわけではないようです。そんな簡単なわけないですよね(^^)それでも、この技術がもっと研究されて、本当に本当の事になったとしたら・・・まさに奇跡と言えるでしょう!

 

 実際どのような実験が行われたかと言うと、不妊症の方の男性を含む被験者の皮膚細胞を操作して、ES細胞の「理論上どんな生体組織にでも成長できる」特性を活かし精細胞を作ったそうです。それをハツカネズミの精巣に精細胞を注入、培養して精子前駆体の作成に成功したそうなんです。

 

 でも、2012年に既に論文は発表されていて、こう言ったことは可能であるだろうと言われていたそうですが、不妊症の男性の皮膚細胞で実験が成功したことは初めてらしく、それで注目されたそうです。

 

 なるほど・・・って、理解できません(T_T)

 

 このような研究をされている方って、発想することすらすごいと言うか・・・凡人にはわかりかねてしまいます。

 

 男性不妊の原因で最も多いのが、精子そのものの数が少ないと言うことです。なので、この研究がもっと進めば、不妊の男性の皮膚細胞から精子を作ることが出来るようになるのです。

 

 そして、この皮膚細胞から作られた精子を精巣に移植したら、精子を作ることが出来るかもしれないとも言われています。ただ受精確率は恐らく低くなってしまう可能性があるそうです。でも、受精できないわけ出じゃないので、多くの不妊症の男性に希望をもたらす事間違いないです!

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